一言で言うなら「世界制服」かな。

「俺の職業は俺です!」

さわやかに登場。ピンクタイガーさん6月某日、ピンクタイガー取材。どんな人なのかインタビュー当日まで不安でいっぱいのまま、取材現場の道場に向かった私たち女3人のスタッフ。爆音が響く建物のドアを恐る恐る開けると、「こんにちは、総帥です」、とさわやかにピンクタイガー本人が登場。ピンクタイガーモンスター軍を率いるリーダーで、ピンクのタイガーマスクがトレードマーク。それ以外は謎だらけの彼を、とりあえず、質問攻めにしてみた。

マスクをかぶった先生!?

稽古をつけるピンクタイガーさん
●いつからピンクタイガーになったんですか?

 3年くらい前。なんでピンクか? そのころあややの「桃色片思い」流行ってて、あれで入場したらバカっぽくていいかな、って。パロディーだね。かっこつけて、かっこいい曲をかけて入場するヤツらに対して。んで、桃色、桃だから、ピンクでいいか、って。もともと、タイガーマスクのファンで、初代タイガーマスクにも、何回かご挨拶させてもらったことはあるんだけど。

●試合はどれくらいのペースでやっているんですか?

 今、一月に1回。けっこう多い。体力的により、ネタを考えるのが大変で・・・・・・。おっと、これは夢を壊してしまうからオフレコで(笑)。

モンスター軍団でハイ!ポーズ
● はい(笑)。練習は毎日?

 「毎日に決まっているだろ、365日練習だ!」って言いたいけど、毎日ではないかな(笑)。働いている人もいるので。まあ、合同練習ってことで、週に1回やっていて、それ以外に、有名な格闘技のジム行ったり、大会に出たりしているヤツもいて。

●じゃあ、練習のない日は何をしているんですか?

 え、ピンクタイガーに決まってるでしょ! ・・・・・・ま、実は副業で専門学校の講師をやってるんだけどね。

●ええ、先生なんですか?!
とっておき!と言いピラミッドを見せてくれたモ軍

 そうそう。一応、マスク先生で人気なんだよ(←嘘)。でもさ、生徒に自分がプロレスをやっているって言うと、誰も信じてくれないの。逆に、プロレスやってる仲間に、講師やってるって言っても、信じないし。もう10年くらいやってるかなあ。洋服屋も10年くらいだし。

●洋服屋って?

 原宿の古着屋。もともと、Tシャツとかのデザインをして、自分の商品を置いてもらってたの。

柔道部と青春部

 俺、中学生のころ柔道部で、さんざんガチの試合をやってて、けっこう強かったのよ。一応、初段までいったし。試合でもちゃんとプロレス技を使ってたよ(笑)。本当はだめなんだけど、上半身をのけぞらせて締める、キャメルクラッチって技を使ったり。それやったら、審判に怒られちゃって。

表情の見えないピンクタイガーさん・・
●危ないじゃないですか!

 一応考えながらやってたんだけどね、確信犯(笑)。

●プロレス技はどうやって覚えたんですか?

 それは、メキシコに行って、古い高いビルを階段でスクワットで上がって、火の付いたサンドバッグをドロップキックで蹴ったりとか・・・・・・。本当は、格闘技のマンガとかテレビで見たレスラーの影響なんだけど。「一二の三四郎」とか好きだったなあ。それこそ、中学の柔道部は本当にマンガみたいで、練習して「寝技!」って言ったら、組みにいかないで、横になってエロ本読んでたり。

●(笑)! 

 高校入ってからは、青春部ってのを作って、バイク乗ったり、ナンパしたりしてた。当時は、一生懸命部活をやるっていうのが、かっこ悪く思えて。でも、学園祭でやった人生初のプロレスは、楽しかった。ぴあの学園祭の催しもの情報に載って、感動したなあ

目標は世界制服!

話に熱が入るピンクタイガーさん

 俺らの試合は、“明るい楽しいくだらない”がモットー。打ち上げも含めてね。理想は、宴会場になぜかリングがある、みたいなシチュエーション。入場すると必ず酒が付いてくるの。ジュースしか飲めなくても、強制的に酒(笑)。

●おもしろい! でも、先生でデザイナーでレスラーって、いったいどれが本来の姿に近いんですか?

 え、全部俺ですよ。だってそのどれもが俺というパワーの源なんだから。だから、よく人に言うのよ。「俺の職業は“俺”です」って。つまり、人に夢を与えることをやっていきたいんだよね。マジメな話すると、今自分のTシャツはネット販売がメインなんだけど、インターネットが普及して、世界の垣根がなくなってきているわけですよ。そんな時代だからこそ、俺は俺のやりたいことを追求していきたい。一言で言うなら「世界制服」かな。

後ろ姿は見せても素顔は謎のままだった。

 取材中、「ふざけたバージョンとまじめバージョンね」と、コメントを常に2つ用意してくれたのが印象的だった。破天荒で大胆のようでいて、周りへ気を配ることも忘れない。そんな彼だからこそ、たくさんの仲間が、同じ夢を見て、同じ道を歩んで行けるのかもしれない。いつの日か、きっと成し遂げてくれるはず、世界制服!

■information
週刊ピンクタイガー :ピンクタイガーだ〜!知らない奴はもぐりだ!色んな意味で。
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