World of Nail リラクゼーション特集第一弾

不思議な感覚に捕らわれるネイルの魅力

真剣にお客様の指先を手入れ

 ここ数年でぐっと普及してきているネイルサロン。ネイリストといえば、今、10代?20代の女の子のなりたい職業NO.3に入るのでは?そんななか、地道に、でも着実に自分の道を進んできた、ひとりの女性がいます。Arudy ネイルサロン&ビューティカレッジ 学院長 山田佳奈さん、31歳。彼女の目に映るネイルとは、そして今後の夢とは?

予想外のネイル人生のスタート。

手際よく爪にデザインをしていく

 実は、10代の頃は、雑貨のバイヤーになりたかったという山田さん。昼間は語学系短大へ通い、夜間の専門学校で店舗開発や、商品物流の勉強をしていた学生時代、現在のオーナーがショップを立ち上げることになり、誘われたことからキャリアがスタート。
「19歳の頃。アルバイトで、ヘアウィッグやアクセサリーを海外から輸入する仕事についたんです。そのお店の一角で何かできないかって考えたとき、知人からネイルをすすめられて。まず一週間ネイルの学校に通いました。ケアとカラーリングを習い、先輩ネイリストの横でネイルを始めてみたんです。技術は全然だったので、その頃は、ネイリストとは言えないネイリストでしたよ。商品を海外へ買い付けに行ったりディスプレイしたりするかたわら、ネイルもちょこっと、みたいな」
 そんな山田さんに転機が訪れる。先輩に勧められて出場したコンテストで、いきなりジュニアのグランドチャンピオン(!)に輝いたのだ。その後も、プロとしてコンテストへ出場、国内、海外で数々のタイトルを受賞。
数々の優勝トロフィー「本当はね、しばらくしたらふらっと留学でもしようかな、って思ってた(笑)。それなのに、ネイルの楽しさに気が付いた。コンテストで少し自信がついたのももちろんあるけど、勉強すればするほど、こんなにできないことがあるんだって分かって。じゃあじっくりやってみようかなって。初めて13年。全然予想していなかったけど、ネイルを通して本当にたくさんのことを学びましたよ。」

頭の中はいつもフル回転!

 現在、山田さんは、NPO法人日本ネイリスト協会本部認定講師・マスターエデュケーターを勤めており、全国各地で指導にあたっている。そして、主宰するスクールとサロンが東京の青山に。それぞれの講師とスタッフ、生徒たちが、明日のネイリストを目指して日々奮闘している。教育という分野で新たなやりがいを見出すことも。
「スクールでは技術はもちろん、私たちの願いとか思いが伝わったときがすごくうれしい。卒業して、ネイリストとして巣立った生徒たちがいつでも戻れる場所でありつづけたいから。『少人数の徹底指導』だからひとりひとりとの距離が近くて、生徒さんから本当に色々な相談も受けます。どうすればもっと良くなるか、どんな進路を選ぶのか一緒に考えたり。他に、一般の方にも参考になるような雑誌用のデザインを新しく考えたり、セミナーの企画をしたり、頭はいつもフル回転です」
ネイルスクールの様子 デザインを考えるとき、参考にするのは、意外にも洋服や小物の柄。街で見かける服やバッグの柄が、山田さんのフィルターを通して、ネイルへと変換されるのだ。もともと、美術系が得意なのは血筋だそうで、「本当は、大きい壁に絵の具をバンバンのせて、絵を描きたいタイプ」なのだとか。にもかかわらず、ネイルを始めたばかりのころは、かなり戸惑いが。
「最初、お花を描いてって言われても、なかなか描けませんでした。絵とネイルアートって全然別物なんですよね。慣れることが必要なんです。絶対にできるようになります。センスがあるにこしたことはないけど、全然できないことはないんですよ」

お花一つ大切にできなくてはネイリスト失格!

真剣な眼差しで話す山田さん

お店の接客のことについて尋ねたとき、山田さんの表情が少しきびしい顔つきに。その言葉にも、どこか力が入る。
「お客様をお迎えするとか、お送りするとか、丁寧な挨拶とか、基本的な部分は体に染み付かせること。そして心からお待ちしていました!という姿勢でいること。もちろん、自分自身の身だしなみやネイルには気を使わないといけない。色を塗っていなくても、形を整えて、ベースコートを塗るくらいは当然。スタッフもそれができていないと注意、3回たまると、ペナルティ。怖いですよ?(笑)。ネイリストって、人をきれいにしながら、自分も磨かれる仕事だと思うんです。そうあっていたいし、お客様とのコミュニケーションの中で、知識が増えて話題も豊富になる。あと、技術職だけにとどまらないように、いろんな人の話を聞くとか、写真をみるとか、歩くとか、植木やお花のお手入れをするとか(笑)、そういう時間も大事。お花一つ大切にできない人は、接客もできません」

将来はヨーロッパでスパを。

女性らしい笑顔も浮かべる

 「卒業旅行で友達とヨーロッパ一週したとき、ここでスパをやりたいな、ってふと思ったんです。むこうって、ネイルサロンもそうだけど、あまり美容施設が充実していないから。兄がアイルランド人と結婚して、ロンドンにいることもあって、だんだん現実味を帯びてきている感じですよ。今は東京と各地での仕事でいっぱいいっぱいだけど、5年10年したら分からないでしょ。
日本でスクールを増やすことは? という質問には、
「留守中、犬に会えないのが寂しくて。海外だったら諦めがつくじゃないですか(笑)」 
2007年には初の著書となる『ネイルコレクションA to Z』を出版。さらに2008年山田さんの本は翻訳され、台湾でも読まれるようになった。その溢れるエネルギーと才能は日本からアジアへと地を広げ、確実に将来に向かって前進している。
 不思議なボーダーレス感覚を備えた山田さん。自分を見失わず、夢を育んできた彼女なら、きっと成し遂げられるはず! そう心から思った1時間のインタビューでした。

ネイルサロンArudy内観写真
Arudy Nail Salon & Beauty College

〒107-0061
港区北青山3-5-8 水田ビル3F

営業時間11:00〜21:00
定休日 年中無休
Salon TEL:03-5413-4393
地下鉄表参道駅A3出口より徒歩2分
http://www.arudy.net/

Esthetic Arudy in

〒107-0062
東京都港区南青山3-18-5 NOB南青山ビル2F
TEL:03-3402-7279

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